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データ編集フローのコマンドをブロック化して表示する

180-130 | 運用


複雑なデータの加工や集計を行うデータ編集フローを作成する際、配置するコマンドの数が多くなると、フロー全体の業務内容や加工・集計の手順が把握しづらくなることがあります。

このような場合には、関連する複数のコマンドをブロックとしてまとめて表示することで、フロー内での処理内容をより分かりやすくすることができます。

本記事では、「570-70 分割請求書を作成する」のフローを例に、複数のコマンドをブロック化して表示する方法について解説します。

1. コマンドのブロック化

このフローの前半では、以下の処理を行っています。

1. 契約管理アプリから今回の請求対象のデータを抽出
2. 請求管理アプリから過去の請求データを抽出
3. 契約番号をキーに契約情報と請求情報を結合

1. と2. の処理は、複数のコマンドを組み合わせて実現されています。それぞれの処理がどのコマンドで実行されているのかを分かりやすくするために、対象のコマンドをブロック化します。

  1. マウスドラッグでブロック化するコマンドを選択します

  2. フローティングメニュー、または画面左のコマンドパネルで「ブロック化」をクリックします

選択した4つのコマンドがブロック化されました。

・コマンドのブロック化は、接続線でつながっている一連のコマンドに対してのみ行うことができます。途中で接続が途切れているコマンドは同じブロックに含めることはできません
・アプリや外部ファイルなどとデータ入出力を行う以下のコマンドはブロックに含めることができません
 - 入力アプリ/出力アプリコマンド
 - ファイル入力/ファイル出力コマンド
 - CData Connect Cloud入力コマンド
 - RepotoneU出力コマンド

2. ブロックの名前を変更する

この部分で行っている処理が分かりやすくなるように、ブロック名に処理内容を設定します。
ブロックバーの編集アイコンをクリックし、名前を変更してください。

ブロック名は、コマンド名と同様に、詳細タブからも変更できます。

3. ブロックの展開/折りたたみ表示

ブロック化されたコマンドは、ダブルクリックすることで展開や折りたたみの表示を切り替えることができます。

4. メモの追加

コマンドにメモを追加する場合と同様に、ブロックにもメモを追加できます。
ブロックバー上で右クリックし、表示されるコンテキストメニューから「新しいメモ」を選択することで、ブロックに関連付けたメモを追加できます。

ブロック名だけでは書ききれない、より詳細な処理内容はメモとして残すことができます。

詳細タブには、ブロックに関連付けられたメモや、ブロック内に含まれているコマンドが表示されます。ブロックを折りたたんでいる場合でも、詳細タブからブロックの情報を確認することができます。

5. コマンドの追加/除外

ブロックに別のコマンドを追加するには、追加したいコマンドをブロックエリアにドラッグ&ドロップします。

ブロックからコマンドを除外する場合は、除外したいコマンドをブロックエリアの外へドラッグ&ドロップします。

6. ブロックの解除

コマンドのブロック化を解除するには、ブロックバーまたはブロックアイコンを右クリックし、表示されるコンテキストメニューから「ブロック解除」を選択します。

ブロック化を解除すると、そのブロックに関連付けられていたメモは削除されます。

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