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データ編集フローで使用しているアプリの関連図を作成する

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多くの業務でkrewDataを利用してデータ編集フローの数が増えてくると、それぞれのフローでどのアプリを使用しているのか、逆にこのアプリはどのフローで使用されているのかなど、フローとアプリの関係性を把握するのが難しくなってきます。

  • 例1)入力アプリを変更することにより出力アプリの結果データに影響をあたえる可能性があるため、入出力関係にあるほかのアプリを把握したい(影響のあるアプリの洗い出し)
  • 例2)アプリが複数のフローで使用されており、このアプリの変更により複数のフロー処理に影響を及ぼす可能性があるため、アプリを使用しているフローを把握したい(影響のあるフローの洗い出し)

データフローダイアグラムでは、データ編集フローで使用しているアプリの関連性を図解し、アプリを使用しているデータ編集フローやアプリ同士の入出力関係を把握することができます。

この記事では、データフローダイアグラムを作成し、フローで使用しているアプリの関連性を確認する方法を説明します。

データフローダイアグラムの作成対象フロー

データフローダイアグラムは、krewData専用アプリに保存されている設定情報をもとに以下のデータ編集フローのダイアグラムを作成します。

  • スケジュール実行:過去に実行されたことがあるデータ編集フロー(実行ログが記録されているフロー)
  • リアルタイム実行:実行単位、およびデータ編集フローが有効に設定されているリアルタイム実行フロー

1.データフローダイアグラムの作成

スケジュール実行フローのダイアグラムを作成する

スケジュール実行タブで「データフローダイアグラム」ボタンをクリックします。

リアルタイム実行フローのダイアグラムを作成する

リアルタイム実行タブで「データフローダイアグラム」ボタンをクリックします。

スケジュール実行タブ、またはリアルタイム実行タブで「データフローダイアグラム」ボタンをクリックすると、新しいウィンドウ画面が開いてダイアグラムが自動生成されます。

  • ダイアグラムに配置されているボックスは、データ編集フローで使用されているkintoneアプリ、外部ファイルなどの入出力データを表します
  • ボックス間を結ぶ矢印線、および線の途中のテキストは、入出力データの流れとデータ編集フロー名を表します

2.アプリの関連性の確認

1. 画面左上の「アプリの検索」のドロップダウンリストから、他のアプリとの関連性を調べたいアプリを選択します。ここでは例として受注管理アプリを選択します。

選択したアプリ、および選択したアプリと入出力関連があるアプリが強調表示されます。アプリとアプリを結ぶ矢印線の上には、これらのアプリを使用しているデータ編集フロー名が表示されます。

ダイアグラムの表示内容から、選択した受注管理アプリについて次のことがわかりました。

  • 「発注ボタン押下」フローの入力アプリとして使用されている
  • アプリのデータが、発注管理アプリに出力される

これで受注管理アプリのフォーム設定などを変更する際には、発注ボタン押下フロー、発注管理アプリへの影響を考慮する必要があることが把握できました。

■補足:ダイアグラムの表示内容について
ダイアグラムでは、データの種類を色で、「アプリの検索」での選択したアプリ、および選択したアプリの入出力関係の有無を色の濃淡で区別して表示します。
詳細については、製品ヘルプの「データフローダイアグラム – ダイアグラムの表示内容」を参照してください。

2. 次に在庫管理アプリを確認してみます。アプリの検索のドロップダウンリストで在庫管理アプリを選択します。

複数のアプリが強調表示されました。在庫管理アプリは複数のフローで使用されており、複数のアプリと入出力関係があることがわかりました。

また、在庫管理アプリには自身に戻ってくる矢印線があります。これは、このアプリがあるフローの入力アプリ、出力アプリの両方に指定されていることを意味します。

以下の図は矢印線が自身に戻ってくるフローのひとつ、「検品完了(ステータス変更)」フローの設定です。在庫管理アプリがフローの入力アプリ、出力アプリの両方で使用されています。

3.ダイアグラムのエクスポート

作成したダイアグラムは、「エクスポート」ボタンをクリックしてPNG形式でダウンロードすることができます。

演習をお客様のkintone環境で試す

krewDataのはじめ方
実際の動作を確認できるテンプレートを公開しています。
こちらの記事でご紹介した内容をご自身の環境で試したい方はダウンロードしてご利用ください。