170-70 | テーブル
こちらのページでは、行数が異なる複数のテーブルを作成する際のデータ準備の仕方についてご紹介します。
以下のように、利用者登録番号と利用日ごとに、「利用場所リスト」テーブルと「貸出品リスト」テーブルを作成したいとします。
入力アプリコマンドからそのままテーブル作成してしまうと利用場所リストには「会議室A」が4行作成されてしまいます。
そのため、以下のようなデータ構造にする必要があります。
このデータ構造でテーブル作成すると利用場所リストの「会議室A」は1行のみとなります。
テーブル作成コマンドでは空白のデータを読み飛ばしてテーブル行を作成するため、このような動作となります。
krewDataデータ編集フローで上記のようなデータ構造にする方法を以下に記載します。
- 「利用場所リスト」テーブルに登録する項目でグループ化
・グループ化コマンドを配置
・1.グループ化する項目フィールド:「利用者登録番号」「利用日」「利用場所」「利用人数」
・2.集計する値が保存されているフィールド:利用しないためフィールドと集計方法は任意で選択し、フィールド名に「ダミー」などと入力する
<設定画面>
<プレビュー画面> - 「貸出品リスト」テーブルに登録する項目でグループ化
・グループ化コマンドを配置
・1.グループ化する項目フィールド:「利用者登録番号」「利用日」「貸出品目」
・2.集計する値が保存されているフィールド:「個数」集計方法は「合計」を選択
<設定画面>
<プレビュー画面> - グループ化したレコードをレコード結合する
・レコード結合コマンドを配置してグループ化コマンドから線を繋ぐ
・結合方法は「すべてのフィールドを含める」を選択する
<設定画面>
<プレビュー画面>
これでテーブル作成するための準備が完了です!
この後はテーブル作成コマンドと出力アプリコマンドの設定を行います。
・テーブル作成コマンドの設定
・出力アプリコマンドの設定
複数のテーブルの作成は以下のドリルも参考にしてください。
https://krewdata-drill.mescius.jp/entry/drill-table-multiple/
3つ以上のテーブルの場合も「グループ化」コマンドを作成→「テーブル作成」コマンドでテーブルを追加することで設定ができます。
・グループ化コマンド設定画面
・レコード結合プレビュー画面
・テーブル作成設定画面
サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdata-drill/basic/dt170-70different-rows-tables.zip