500-10 | 予実管理
このフローは、krewData厳選シナリオ集に掲載されている「月ごとの予実状況を把握する」の具体的なフローの作成方法です。
入力アプリのフィールド構成
予算管理アプリ
- 各拠点の予算が月ごとに登録されている

実績管理アプリ
- 各拠点の実績が日ごとに登録されている

出力アプリのフィールド構成
予実管理アプリ
- 各拠点の予算と実績が月ごとに出力される
- 差異、達成率が確認できる

1.入力アプリを設定
- 入力アプリコマンドを追加し、アプリの選択で「予算管理」アプリを選択する
- フィールドの選択で「拠点」「予算日」「予算」を選択する
- 入力アプリコマンドを追加し、アプリの選択で「実績管理」アプリを選択する
- フィールドの選択で「拠点」「実績日」「実績」を選択する
入力アプリコマンドで実績管理アプリを追加
2.データ編集コマンドで年と月を抽出する
予算管理アプリの予算日と実績管理アプリの実績日から年と月を抽出して、集計キーと結合キーとして利用します。
年を抽出する
- データ編集コマンドを追加して、結果を保存するフィールドに「新しいフィールドを作成」を選択して、新しいフィールド名に「年」を入力する
- 編集方法で「日付編集」を選択
- 編集内容に「年を抽出」して、対象を「フィールド」「予算日」とする
年を抽出 - 同様の設定で実績日から年を抽出する
コマンドの複製機能を使うと便利です。コマンドの複製 年を抽出
月を抽出する
- データ編集コマンドを追加して、結果を保存するフィールドに「新しいフィールドを作成」を選択して、新しいフィールド名に「月」を入力する
- 編集方法で「日付編集」を選択
- 編集内容に「月を抽出」して、対象を「フィールド」「予算日」とする
- 同様の設定で実績日から月を抽出する
月を抽出
3.各拠点の実績を年月ごとに合計する
- グループ化コマンドを追加して、グループ化する項目フィールドに「拠点」「年」「月」を選択
- 集計する値が保存されているフィールドと集計した値を保存するフィールドに「実績」を選択
- 集計方法で「合計」を選択
各拠点の実績を年月ごとに合計する 合計した結果(プレビュー)
4.予算と実績を結合する
- アプリ結合コマンドを追加して、予算と実績をそれぞれ線でつなぐ
アプリ結合コマンドに予算と実績を線でつなぐ - 元になるアプリに「予算月」、結合するアプリに「月ごと実績の合計」を選択する
※選択できるアプリとして表示される名称はアプリ結合コマンドにつないだコマンド名が表示されます
コマンド名 - 結合方法で「左外部結合」を選択する
- 条件フィールドに「拠点」「年」「月」を選択する
予算と実績の結合 結合した結果(プレビュー)
5.予実差異と達成率を計算する
予実差異を計算する
- データ編集コマンドを追加して、結果を保存するフィールドに「新しいフィールドを作成」を選択して、新しいフィールド名に「差異」を入力する
- 編集方法で「数式」を選択
- 編集内容で数式に「実績-予算」を入力する
予実差異の計算
達成率を計算する
- データ編集コマンドを追加して、結果を保存するフィールドに「新しいフィールドを作成」を選択して、新しいフィールド名に「達成率」を入力する
- 編集方法で「数式」を選択
- 編集内容で数式に「実績/予算」を入力する
達成率の計算
6.集計結果を調整する
アプリ結合コマンドの結果では、元になるアプリと結合するアプリの両方のフィールドが構成されたり、データ編集コマンドで作成した新しいフィールドはフィールドタイプが自動で設定されます。そのため、出力アプリに集計結果を出力する前にフィールドの構成とフィールドタイプを調整します。

フィールドの構成を調整する
- フィールド選択コマンドを追加する
- 使用するフィールドに「拠点」「年」「月」「予算」「実績」「差異」「達成率」を選択する
フィールド選択
フィールドタイプを調整する
- フィールドタイプ設定コマンドを追加する
- 変更するフィールドに「差異」「達成率」を選択する
- 新しいフィールドタイプに「数値」を選択する
フィールドタイプ設定

7.出力アプリを設定する
- 出力アプリコマンドを追加して、アプリの選択で「予実管理」アプリを選択する
- 出力方式に「更新」を選択し、「更新または追加」オプションを有効にする
- データ編集フローのフィールドで、アプリのフィールドと対になるデータ編集フローのフィールドを選択する
- 更新キーで「拠点」「年」「月」を有効にする
出力アプリの設定
8.出力結果を確認する
「予実管理」アプリで月ごとの予実状況を把握できるようになりました

サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdata-drill/pratical/dt500-10actual-situation.zip