800-120 | 外部入出力
本シナリオでは、予算策定したデータをkintoneに取り込むためのシナリオを紹介します。
下記のように、予算を策定する際には集計や入力が容易なExcelを活用するシーンは多いです。今回は、ExcelファイルをSharePointで共有していて、krewDataでkintoneにデータの取り込みを行います。
【ワンポイント】krewDataで取り込みしやすい形にExcelファイルを加工しておく
デザイン性のあるExcelを使っていると、krewDataで意図したように取り込めないことがあります。元々のExcelを下記のように加工しておきます。
入力データ
予算データ
- 次年度の予算を策定するために使用したExcel
- SharePointで管理していて、このデータをkintoneに取り込んで活用したい
上記ファイルをSharePointで管理している
ワンポイント
この記事ではSharePointを例に解説していますが、他にも「box」「Dropbox」 「OneDrive」「Google Drive」 でも同様の処理を行うことができます。
出力データ
予算アプリ
- Excelから取り込んだデータを出力するアプリ
- 各部門の予算を管理するアプリ
1.入力データを設定する
SharePointに保管している予算データExcelを入力データに設定する
- ファイル入力 – SharePoint コマンドを追加する
- 外部サービスのアカウント情報を登録していない場合には選択する
※「新しい外部サービス情報アプリを作成する」を選択すると管理用のアプリを新規作成できます - SharePointのアカウント情報の登録とサインインを行う
SharePointのアカウント情報を入力し、krewDataからサインインします。 - 読み込み対象ファイルを設定する
ファイルの種類:Excel
ファイルのデータ形式:一覧形式
フォルダ:該当ファイルが保管してあるフォルダ(サイト)を選択
ファイル名:「800-120 予算管理」を選択
読み込みシート:選択したシート 「加工後」
今回は、サンプルとしてExcelファイルを2つのシートに分けて作成しました。読み込みたいのは「加工後」のシートになるので、正しく選択します。 - 使用するフィールドを選択する
・入力ファイル名 ・シート名 ・連番 ・年度 ・事業部 ・部 ・課
・科目 ・大科目 ・中科目 ・小計 ・4月~翌年3月までの予算金額フィールド
プレビュー画面はこちらです。
2.出力する
出力アプリの設定
- 出力アプリコマンドを追加して、アプリの選択で「予約管理」アプリを選択/新規作成する
- 出力方式に「更新」を選択し、「更新または追加」にチェックする
- データ編集フローのフィールドで、対になる項目を選択する
- 更新キーとして、次の項目にチェックする
・年度 ・事業部 ・部 ・課 ・科目 ・大科目 ・中科目
出力後
予算アプリにデータが出力された
サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdata-drill/pratical/dt800-120budget-import-fieldtype.zip