140-150 | データ整理
krewDataでは、指定したレコードを削除することはできません。
そのため、指定したレコードを削除するには、削除対象レコードに対してkrewDataで削除フラグを設定し、その後にkintone標準機能で、削除フラグの設定されたレコードを削除する必要があります。
1.入力データを設定する
- 入力アプリコマンドを追加し、アプリの選択で現場マスタを選択する
- フィールドの選択で次のフィールドを選択する
・プロジェクト名 ・開始予定日 ・終了予定日 ・完工フラグ ・削除フラグ
2.krewDataの処理日の1年前の日付を取得する
- データ編集コマンドにて、下記の数式を設定し、krewDataの処理日の1年前の日付を取得します。
数式:=EDATE(TODAY(),-12)
例:krewDataの処理日が2022/11/28の場合:2021/11/28が取得される。
3.削除フラグを設定する
- 下記どちらの条件も満たす場合に、削除フラグに値を設定するように
データ編集コマンドで数式を設定します。
<削除フラグ設定条件>
・完工フラグに値が設定されていること
・「1年前の日付」より「終了予定日」の日付が古いこと
数式:IF(AND(完工フラグ<>"",_1年前の日付>=終了予定日),"削除対象","")
4.レコードの出力設定を行う
- 出力アプリコマンドを追加し、アプリの選択で現場マスタを選択する
- 更新キーに下記のフィールドを指定する
プロジェクト名、開始予定日、終了予定日 - 出力対象フィールドに「削除フラグ」を指定する
5.krewData実行後の削除処理
- kintoneの一覧から、「削除フラグ」が「削除対象」のレコードで絞り込む
- 一覧上の×ボタンをクリックし、1件ずつレコードを削除する
補足
- krewSheetを利用することで、簡単に複数レコードを削除することが可能です。
- レコードの削除方法として、出力アプリコマンドで「再作成」を選択する方法があります。
詳細は、krewDataドリル「レコードを削除する(再作成)」をご参照ください。
サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdata-drill/basic/dt140-150delete-flag.zip