800-40 | 外部入出力
入力データの構成
売上実績CSV
- 各店舗の売上実績が日ごとに登録されている一覧形式のCSVファイル
上記ファイルをBoxで管理している
ワンポイント
この記事ではboxを例に解説していますが、他にも「Dropbox」 「OneDrive」 「Google Drive」 でも同様の処理を行うことができます。
予算管理アプリ
- 各店舗の月予算を管理するアプリ
- 複数の製品分類の金額をテーブルで管理している
出力アプリのフィールド構成
請求管理アプリ
- 顧客への対応状況を管理するアプリ
- Box内で管理しているCSVファイルのデータを「活動履歴」としてテーブルに取り込む
1. Boxで管理しているCSVファイルのデータを読み込む
クラウドサービスのアカウント情報を設定する
- ファイル入力 – Box コマンドを追加する
- 「アプリを選択」をクリックし、外部サービス情報アプリを選択（作成）する
※選択したアプリにクラウドサービスのアカウント情報が登録されます。 - ログイン情報を入力してサインインします。
読み込みファイルの設定を行う - 次のように設定する
ファイルの種類：csv
ファイルのデータ形式：一覧形式
フォルダ：該当ファイルが保存されているフォルダ
ファイル名：売上実績.csv
読み込みシート：すべて - 使用するフィールドとして以下を追加する：
・入力ファイル名 ・連番 ・計上日 ・店舗名 ・製品分類 ・売上金額
２.結合用のキーを作成する
年を抽出する
- データ編集コマンドを追加する
- 結果を保存するフィールド：「年」をいう新しいフィールドを作成する
- 編集方法：「日付編集」を選択する
- 編集内容：「計上日」から「年を抽出」を選択する
月を抽出する
- データ編集コマンドを追加する
- 結果を保存するフィールド：「月」をいう新しいフィールドを作成する
- 編集方法：「日付編集」を選択する
- 編集内容：「計上日」から「月を抽出」を選択する
３.店舗・製品単位ごとに年月単位にグループ化する
- グループ化コマンドを追加する
- グループ化するフィールド：年、月、店舗名、製品分類
- 次のように設定する
集計する値が保存されているフィールド：売上金額
集計した値を保存するフィールド：売上金額合計
集計方法：合計
４.予算管理アプリを入力アプリに設定する
- 入力アプリコマンドを追加し、アプリの選択で「予算管理」アプリを選択する
- フィールドの選択で次のように選択する
・予算年月 ・店舗名 ・予算詳細
５.実績データと結合するためのデータを調整する
年を抽出する
- データ編集コマンドを追加する
- 結果を保存するフィールド：「年」をいう新しいフィールドを作成する
- 編集方法：「日付編集」を選択する
- 編集内容：「予算年月」から「年を抽出」を選択する
月を抽出する
- データ編集コマンドを追加する
- 結果を保存するフィールド：「月」をいう新しいフィールドを作成する
- 編集方法：「日付編集」を選択する
- 編集内容：「予算年月」から「月を抽出」を選択する
テーブル展開する
- テーブル展開コマンドを追加する
- レコードに変換するテーブル：予算詳細
- レコードに保存するフィールド：製品分類、予算金額
６.実績データと予算データを結合する
アプリ結合する
- アプリ結合コマンドを追加する
- ［グループ化］と［テーブル展開］を内部結合で結合する
- ［グループ化］の元になるアプリの条件フィールドには次のように設定する
・年 ・月 ・店舗名 ・製品分類 - ［テーブル展開］の元になるアプリの条件フィールドには次のように設定する
・年 ・月 ・店舗名 ・製品分類
年月を結合する
- データ編集コマンドを追加する
- 結果を保存するフィールド：「年月」をいう新しいフィールドを作成する
- 編集方法：「数式」を選択する
- 編集内容：次の数式を設定する
数式：_年_1&”/”&月
年月フィールドを日付フィールドに変換する
- フィールドタイプ設定コマンドを追加する
- 変更するフィールド：「年月」フィールドを変換する
- 新しいフィールド名：年月
- 新しいフィールドタイプ：日付
７.レコードをテーブルに変換し店舗ごとにレコードをまとめる
- テーブル作成コマンドを追加する
- レコードに保持するフィールドとして次を選択する：
・年月 ・店舗名 - 新しいテーブル名：予実詳細
- テーブルに保持するフィールド：製品分類_1、予算金額
※製品分類_1はフィールド名を「製品分類」に変更する
８.出力アプリを設定する
- 出力アプリコマンドを追加し、「予実管理」アプリを出力アプリとして設定する
- 出力方式に「更新」を選択する
- データ編集フローのフィールドで、アプリのフィールドと対になる編集フローのフィールドを選択する
「年月」と「店舗名」を更新キーに設定する
出力結果
予実管理アプリに活動履歴を更新することができました。
サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdata-drill/pratical/dt-800-40external-actual-result.zip